2009年07月08日
山下清展/高崎市タワー美術館
高崎駅でミーティングがありまして、ちょうど時間もあったので高崎市タワー美術館に寄って、「山下清」展を観てまいりました。
ちなみに、写真撮影は禁止なので、ここから先は何も写真はありませんが、感想を書いておきますので、皆様、高崎駅に行く用事があるのだったら、ちょっと時間を作って(最低30分から1時間くらい)ぜひ観に行くべきです、とお勧めします。
まずは4階が入口です。
放浪の天才画家・山下清(1922〜1971)といえば「貼り絵」となるわけでしょうが、ペン画もとても有名ですよね。今回の展示ではペン画が多く展示されているように感じます。山下清のコメントも多くつけられていますから、絵だけではなく、その絵が描かれた時の状況なんかも楽しめる展示会です。
陶磁器の絵付けなんかもやっていたんだ、ということがわかる展示で面白いですよ。京都の「大文字焼風景」という壺などは、裏側も見てみたい気持ちになりますね。まわりこめる展示になっていないのが残念です。悔しいくらい。
そして3Fに下っていきます。
特に、遺作である「東海道五十三次」を初めて全てみることができたのが、大変興味深かった。本当にすごい。なんと写実的なのか、と、雨の降っているシーンの描写などは、しばらくそこから目が離せなくなるほど感動してしまいました。
イラストとかスケッチがしたいわけではないですが、こういったテーマで新たに五十三次を巡るというのは面白そうですね。僕もデジカメで自分の五十三次を撮りに行く旅に出たい気持ちになっています。今年は無理かもしれないけれど、来年あたりには東海道をウロウロしている人になってしまうかも:-p
そして、修復された貼り絵が展示されています。かなり損傷が激しかったようですが、うまく修復された貼り絵が展示されています。有名な「長岡の花火」などを見られて、とても幸せな気持ちになります。そわそわして、花火大会に行きたくなる、というのかな、不思議な気持ちですね。
特に僕は「ロンドンのタワーブリッジ」に圧倒されてしまいました。テムズ川の波の描写、橋の重厚で細かい描写は、一体、作品を仕上げるのに、どのくらいの時間がかかるものなのか、と思いふけってしまう作品でした。
時間があれば、インタビューなどのビデオ映画が30分間隔で流れていますので、そちらを見るのもいいかもしれませんね。生の声が聞けます。
久しぶりに文化的な施設でいいものが見られた、そんな感じ。いい気分になれますよ。
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高崎市タワー美術館現在の展示は「山下清」です。展示内容を簡単に引用しておきましょう。
より大きな地図で 高崎市タワー美術館 を表示
住所:群馬県高崎市栄町3-23
TEL: 027-330-3773
FAX: 027-321-7277
開館時間: 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※閉館30分前まで入館可能
休館日: 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日火曜を休館)
ホームページ: http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum /t/
展覧会名 | 山下清 天才画家の旅景色 |
会期 | 2009年6月26日(金)〜7月28日(火) |
会場 | 高崎市タワー美術館 |
主催 | 高崎市タワー美術館 |
後援 | 朝日新聞前橋総局、産経新聞社前橋支局、上毛新聞社、 東京新聞前橋支局、日本経済新聞社前橋支局、 毎日新聞前橋支局、読売新聞東京本社前橋支局、 群馬テレビ、エフエム群馬、ラジオ高崎 |
観覧料 | 一般:500円(400円)、大高生:300円(250円)
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ちなみに、写真撮影は禁止なので、ここから先は何も写真はありませんが、感想を書いておきますので、皆様、高崎駅に行く用事があるのだったら、ちょっと時間を作って(最低30分から1時間くらい)ぜひ観に行くべきです、とお勧めします。
まずは4階が入口です。
放浪の天才画家・山下清(1922〜1971)といえば「貼り絵」となるわけでしょうが、ペン画もとても有名ですよね。今回の展示ではペン画が多く展示されているように感じます。山下清のコメントも多くつけられていますから、絵だけではなく、その絵が描かれた時の状況なんかも楽しめる展示会です。
陶磁器の絵付けなんかもやっていたんだ、ということがわかる展示で面白いですよ。京都の「大文字焼風景」という壺などは、裏側も見てみたい気持ちになりますね。まわりこめる展示になっていないのが残念です。悔しいくらい。
そして3Fに下っていきます。
特に、遺作である「東海道五十三次」を初めて全てみることができたのが、大変興味深かった。本当にすごい。なんと写実的なのか、と、雨の降っているシーンの描写などは、しばらくそこから目が離せなくなるほど感動してしまいました。
イラストとかスケッチがしたいわけではないですが、こういったテーマで新たに五十三次を巡るというのは面白そうですね。僕もデジカメで自分の五十三次を撮りに行く旅に出たい気持ちになっています。今年は無理かもしれないけれど、来年あたりには東海道をウロウロしている人になってしまうかも:-p
そして、修復された貼り絵が展示されています。かなり損傷が激しかったようですが、うまく修復された貼り絵が展示されています。有名な「長岡の花火」などを見られて、とても幸せな気持ちになります。そわそわして、花火大会に行きたくなる、というのかな、不思議な気持ちですね。
特に僕は「ロンドンのタワーブリッジ」に圧倒されてしまいました。テムズ川の波の描写、橋の重厚で細かい描写は、一体、作品を仕上げるのに、どのくらいの時間がかかるものなのか、と思いふけってしまう作品でした。
時間があれば、インタビューなどのビデオ映画が30分間隔で流れていますので、そちらを見るのもいいかもしれませんね。生の声が聞けます。
久しぶりに文化的な施設でいいものが見られた、そんな感じ。いい気分になれますよ。
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