2009年08月04日

医療改革

久しぶりに痺れた。

藤沢さんの「金融日記」には、いつも新しい視点を見せてもらっているけれど、今回の「医療制度改革」についてはコメントしようと思った。

金融日記:日本の医療こそ市場原理でうまくいく
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51564040.html
東大の医学部や京大の医学部に入学した人たちは今どうなったのだろうか?
みんな6年間かけて医学部を卒業して、研修医として数年間、薄給で死ぬほどこき使われ、現在は年収1500万円程度のごくごく平凡な勤務医になっているのである。

彼らの仕事は毎日がこんな感じだ。

「先生、最近、熱がでてだるいんです。風邪をひいたみたいです」
「そうですか、ちょっと口の中、見せてください。うん、風邪ですね。お薬出しておきます」

「先生、この前ちょっと転んだ時に足首をひねってしまってねん挫したみたいです」
「ちょっとみせてください。ねん挫ですね。湿布とお薬出しておきます」

「先生、最近、鼻水が出て、どうやら花粉症みたいなんです」
花粉症ですね。お薬出しておきます」

そうなのだ。
患者が自分で病名を言って、それをお医者さんはオームのように繰り返しているだけなのだ。
そしてマニュアル通りに薬を出す。
マニュアルは製薬会社のセールスが接待しながら全部作ってくれる。
全部のお医者さんがそうではないし、また、全部の患者さんがそうでもないとも思っているが、僕も自分の持病についての診察では、症状の把握から処方して欲しい薬の銘柄まで、全部お願いして、その通りに処方してもらっている。

もちろん、お医者さん側にも言い分はあると思うんだ。似たような症状だからといって、素人の思いこみは危ない、と。専門家である医者が見抜かなければならない症状もあるんだ、と。
だけどね、そういうことを言うから、「見逃した」とかいって訴訟されちゃうんだよね。人間なんだから見逃しちゃう時もあるよ。実際、僕の持病に関して、症状は明確だしデータを取ろうと思えば、取れる。でも、毎回は取らないし、大概は、ある一定の方針で薬が処方されるだけ、ということには間違いない。

僕も、この医療サービスについて、「医者」である必要性はなく、どちらかというと、機械的に受診できるサービスがあってもいいと思うんだ。血液検査とか、ある程度の簡単なデータ取り(アンケート票のようなヒアリング)で、基本的には自動的に処方が決まる。
どうしても医者に相談したい時とか、年に1回くらいは治療方針などを相談しなければならない時とかで、医者に診てもらうのは最低限度にする。慢性的な疾患の場合と、熱が出ている・腹が痛い・血が出ている、は分けないとね。

そういう形で効率化できるところは効率化すべきだと思う。

その上で、医療費を削れって言ってるんじゃないんだ。そこで生まれた人的・金銭的な余裕を、今、人員が不足している科目や僻地医療、救急などに割り振るべきだ。どうしたって、そこには割に合わないケースがある。そこが儲かるところになれば、自動的にやりたい人が出てくるのが市場原理ってもんじゃないのか?人口が非常に少ないエリア、山間部や離島などの診察・治療に関して、割増手当が付くようにすればいい。

それから、僕は、程度の問題はあるにせよ、医療保険は一律いくら、というのを止めて、前年度にこれだけ使ったら、翌年はいくらになるよ、っていうかんじで、ランク分けした方がいいと思ってる。5段階くらいでいいと思うし、無意味に高くなる必要はないけれど、一番高いランクと一番安いランクで2倍くらいの格差を付けるようにしたらいいかと思う。

老人医療の問題はあるが、身体に特に問題が無くても薬を処方されたり、診察を受けたりするのは問題だと思う。大概の症状は一般市販薬で対応すべきだ。そのために薬剤師が薬局に配置されているんだろう。

持論の展開になってしまった。

いや、そうではなくて、本当は「医者」にも格差を付ける、という話が興味があったんだ。「医者ではない診察・処方が可能な資格者」というのを作る、という話なのかもしれないけれど、医者にレベル分けが行われて、低いレベルの医者の医療行為と高いレベルの医者の医療行為に市場原理を持ち込もうっていう話なんだと思うんだ。
そのためには日本の医療を徹底的に規制緩和しないといけない。
簡単な検査や治療、薬の処方などは医師免許を持っていない人でもどんどん出来るようにしないといけない。
それに病院経営も株式会社で出来るようにして、医師免許を持っていない経営のプロが経営できるようにするべきだ。
これほど非効率の塊の日本の医療は、規制緩和して市場原理を導入すれば、医師のような貴重な資源がはるかに効率的に必要なところに配分されるようになり、医療サービスの質が劇的に向上するだろう。
とある、この論旨には賛成するけれど、単純に「規制緩和」すると、金のない奴は医療が受けられない状況が加速化するのも知っているし、どんどん一部の医療が高額化するのも知っている(アメリカのような状況だね)。

もしかすると、高い医者が存在できるという話よりも医療にプライスキャップ制を設けて、安い医者が存在できる、という制度改革を行うと、医療現場に工夫が生まれて、それなりに健全な競争状態が起きるかもしれませんね。
これだと、医療保険制度にも問題は起きないし。


dmatsu2005 at 18:51コメント(0)トラックバック(0) 
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