2014年04月23日
労働生産性を上げるべきであって、労働時間を延ばすべきではない
ホワイトカラーエグゼンプションの話がまたニュースに上ってきているけれど、収入がいくらであろうが、まぁそれはおいといて、1日の労働時間が8時間というのが一つの目安だけれど、その8時間にどれだけ集中して労働生産性を上げるか、ということに、労使ともに知恵を出し合って、1秒当たり1円でも多くの付加価値を増加できるようにしないといけない(1秒1円って時給当たり3600円の付加価値増だよ。できないと給料は上がらないよ)、と僕は確信していて、労働時間を増やしても法律違反にならないという制度問題ではないと考えている。
付加価値が増加できないからって、労働時間を延ばしても、付加価値時間が間延びするだけで、それこそ労使ともにいいことがない。もちろん、集中して仕事を仕切って、あとで休むっていう働き方がいい、っていう人や職種があることは否定しない。でもそういう人は、あとでまとめて休むんでしょ?多様な人が働く組織として目指すべきは、単位時間当たりの生産性を上げることであって、勤務時間を延ばすことじゃない。
改めて書くけれど、どうやったら8時間を最大限活用して生産性を上げられるか。労使共に、そこにだけ頭を使ってほしい。8時間で仕事が終わらないのならば(もちろん、8時間ってのが目安なだけで、もしかすると10時間くらいが適切な職種もあるのかもしれないけれど)、ひとりで出来る限界点はどこなのか(スキルアップすれば出来うる仕事量)を見極めて、あとは設備を改善すべきなのか、人手を増やすべきなのか、しかないわけだから。それで人手が増やせれば雇用が生まれるし、設備が増えるのであれば景気が良くなることにつながるわけですよ。
無理して頑張ることにはいいことがありません。