政治経済
2010年08月16日
官僚って頭がいいはずと思っていたが、そうではないのがとても残念なニュース
すでに2chで話題になっているけれど
休暇分散 メリットない68%
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100816/t10013372711000.html
ちなみに、アンケート結果データはこちらで確認できます。
http://www.mlit.go.jp/common/000121068.pdf
ここまで無視するのなら、最初っからアンケートも捏造しておいたほうが良かったんじゃないかと思うが。
空港設立とか、道路設置とか、みんな国の試算が嘘で塗り固められているのを知っているじゃないですか。早めに、どういう計算したら、1兆円の需要創出が期待できる、っていう根拠を明確にしたほうがいいと思うけどね。
休暇分散 メリットない68%
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100816/t10013372711000.html
政府は、地域ごとに時期をずらして5日間の連休を設定する「休暇の分散化案」の導入を検討していますが、これについて観光庁などが調査したところ、68%の人が「メリットは特にない」と感じていることがわかりました。マジで観光庁のコメントは恐ろしいし、すげーよな。民意無視って言ったらキリがないというか。
(中略)
この結果について、観光庁は「厳しい意見が多かったと受け止めているが、国の試算では、旅行者が増えて1兆円の需要創出が期待できることなどの説明を続け、早ければ再来年の導入を目指したい」と話しています。
ちなみに、アンケート結果データはこちらで確認できます。
http://www.mlit.go.jp/common/000121068.pdf
ここまで無視するのなら、最初っからアンケートも捏造しておいたほうが良かったんじゃないかと思うが。
空港設立とか、道路設置とか、みんな国の試算が嘘で塗り固められているのを知っているじゃないですか。早めに、どういう計算したら、1兆円の需要創出が期待できる、っていう根拠を明確にしたほうがいいと思うけどね。
2010年07月30日
廃棄物処理法違反っていうのは、どういうことなの?
どうしても分からないニュースがあったので、ご存じの方は、ヒントだけでも(ここのリンクを見ろとか)教えてください。
ニュースを引用しましょう。
読売新聞:「ホールズ」不良品→粉砕→溶かす→下水に流す
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T01070.htm
ニュースを引用しましょう。
読売新聞:「ホールズ」不良品→粉砕→溶かす→下水に流す
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T01070.htm
何故、排水基準を満たして下水に流すと、廃棄物処理法違反になるのですか? どこからが下水に流してよくて、どこからがダメなのでしょうか。菓子メーカー「名糖産業」(名古屋市西区)が不良品のアメを水に溶かして下水道に流していたとして、名古屋市は28日、廃棄物処理法違反で行政指導した。
同社によると、名古屋工場(同)では約3年前から、菓子メーカー「キャドバリー・ジャパン」(東京)から委託を受けて 製造している商品「ホールズ」の不良品を粉砕し、水に溶かしたうえで下水道に流していた。粉砕した不良品は1日あたり数十キロ、1か月で数百キロから1トンに上ったが、排水基準を満たしていることから、違法性はないと考えていたという。同市はこの日、立ち入り調査を実施し、今後は産廃業者に委託して処理するよう文書で指導。来月4日までに、業務改善計画書を提出するよう求めた。名糖産業の三矢益夫総務部長は「誠に申し訳ない。処理方法に関する手順書を作成し、社員を指導する」と謝罪した。
(2010年7月28日23時24分 読売新聞)
2010年07月14日
選挙の話ばかり続けちゃうけどやっぱり面白いからね。
一票の格差って問題は、以前からずっとあった気がするけれど、今回の神奈川県と高知県での格差が5倍近くあって、注目されていた選挙区であったこともあり、いろいろな意見が読まれますね。
僕もプログラムまで作って、ドント方式で都道府県別に議席を割り当てる実験とかしてしまいました。その話はまた別な機会にしようと思いますが、自分が行った実験の結論は?といえば、結局のところ、「格差をどこまで許容すべきかということに尽きる」という話です。なんのこっちゃか、ワカランと思いますが、2倍だったら許せるのか許せないのかという点と、格差を減らそうとすると議員総数が増えるというジレンマに、どの辺で妥協するか、という問題なのだと思います。
ま、そんなことをやっていながらも、いろんな記事やブログを読みまして、注目したのは、このブログです。
自民党の戦略勝ち | 衆議院議員(みんなの党) 山内康一ブログ「蟷螂の斧」
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-415a.html
選挙がうまい(と言われている)小沢さんを更迭して、死票だらけにしてしまったこの状況は、執行部の責任を追求されても仕方がないのではないかなぁ、と。民主党は9月に代表戦があるそうなので、それまでの攻防が面白いかも。
ところで、僕の中では、選挙もそうだけど、政治が完全にエンターテイメントの一部になってしまっている、ということが否めない。まぁ仕方がないか、とも思っているのだが。
僕もプログラムまで作って、ドント方式で都道府県別に議席を割り当てる実験とかしてしまいました。その話はまた別な機会にしようと思いますが、自分が行った実験の結論は?といえば、結局のところ、「格差をどこまで許容すべきかということに尽きる」という話です。なんのこっちゃか、ワカランと思いますが、2倍だったら許せるのか許せないのかという点と、格差を減らそうとすると議員総数が増えるというジレンマに、どの辺で妥協するか、という問題なのだと思います。
ま、そんなことをやっていながらも、いろんな記事やブログを読みまして、注目したのは、このブログです。
自民党の戦略勝ち | 衆議院議員(みんなの党) 山内康一ブログ「蟷螂の斧」
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-415a.html
確かに、得票数全体では民主党が勝っているんだよねぇ。だから、比例区では民主党が議席を一番取っているわけで。比例区
○民主党:16議席=1845万票
○自民党:12議席=1407万票⇒比例区では、民主党が票数でも議席数でも自民党を上回っています。
選挙区
○民主党:28議席=2275万票
○自民党:39議席=1949万票⇒選挙区の得票数では、民主党が自民党を上回っています。
(中略)
にも関わらず、議席数では自民党の圧勝になっています。
理由はかんたんです。1人区で自民党が圧勝したからです。
また、得票数が思っていたより落ちていないところを見ると、
いまだに民主党への期待感は相当残っているようです。
選挙がうまい(と言われている)小沢さんを更迭して、死票だらけにしてしまったこの状況は、執行部の責任を追求されても仕方がないのではないかなぁ、と。民主党は9月に代表戦があるそうなので、それまでの攻防が面白いかも。
ところで、僕の中では、選挙もそうだけど、政治が完全にエンターテイメントの一部になってしまっている、ということが否めない。まぁ仕方がないか、とも思っているのだが。
2010年02月12日
公教育と私塾の差
だんだん、言論プラットフォームとして面白くなってきたなぁと感じるアゴラですが、コメントしたくなった論争があったので、ちょっとコメントしておきます。
以前に塾講師として勤務していたときに、なぜ公教育の他に私塾が存在して、そしてそこに生徒が集まるのか、ということについて考えていた時期がありました。これは、当時勤務していた塾の生徒が通う中学校の教師が、PTAの場で「塾には通わせないでほしい。当該教科の新単元に入った時の驚きがなく、知的興奮が妨げられる。」という趣旨の営業妨害の発言があったそうで、それを親御さんから教えていただいたときに、自分のやっていることのレーゾンデートルを確認するために自己問答していた話を思い出しました。
まず、松本さん(僕と同じ名字ですね)がイタリアの友人との会話ということで次のように述べられます。
教育の改革は火急の問題|松本徹三
http://agora-web.jp/archives/915751.html
僕の反論よりも先に、アゴラで反論している方がいらっしゃるので、そちらを引用しておきましょう。
難関私立中学に楽して入りたいとは、呆れた話ですね|井上晃宏
http://agora-web.jp/archives/916510.html
「良い」というのが曖昧な表現だからいけないのでしょうが、偏差値が高くなくとも「良い」中学校はあります。だから、単純に中学校のことを調べてないだけなんじゃないのか、と思うのです。(思い込みだけで文章を書くのだったら、イタリア人の友人だと尚更、何も調べてなくて、誰かの聞き売りで、あそこの中学校に入れたい、って言ってるだけじゃないのか、と思っちゃいますけど。)
もっと言ってしまえば、塾という存在を否定されていますが、そもそもの公教育が目指しているのは何なのか、ということに尽きるのではないでしょうか。
どちらかというと公教育は最低限これだけは知っておかなければならないという社会要請を保証するシステムであればいい、と考えています。それ以上に知的探求心を極めたかったり、社会に出る前に専門的な知識を得たい、ということに対して、大学などの高等教育が存在するわけですから、それは別個に語るべきことでしょう。
そういう前提で、塾というのは、最低限のレベルで教えていても、落ちこぼれてしまう生徒を拾い上げる目的の塾もあれば、そのレベルでは満足できない生徒に対して、さらに知識を与える目的の塾もあるのだと思うのです。もちろん、受験テクニックを中心に教える塾もあるでしょう。それは、その塾の目的が入学試験に合格することなのであって、その目的に合致した生徒が通うわけです。それはそれでニーズがマッチしており、口をはさむ必要はないと思うのですが、いかがでしょうか。
それとも塾に通わなければ解けない問題しか出さない私立中学がおかしい、という話でしょうか? 突き詰めて言えば、そういう私塾と私立中学のセットコースが嫌だというのならば、他の選択肢もあるはずなのですが、どうして、私立中学合格には塾が絶対必要だ、という話になってしまうのでしょうか?
公教育が担う「社会人としての最低限の知識」を学ばせる、子供のソーシャライゼーション(社会化)に、何かを加えなければ海外との競争に負けてしまうという話と、個々の生徒の状況に合わせ、ニーズが無ければ生徒が来ない塾は社会的に不要だというような話は、どうも食い違っているとしか思えず、反論したくなります。
公教育の問題点は多々あるかと思います。僕が受けてきたころは1クラス40人位で、その頃の先生は「本来25人位で教えられれば、きめ細かく教えて落ちこぼれを出さずに進められる」とおっしゃっていましたが、今では、1クラス20人に先生が2人もいるような状況でも落ちこぼれてしまう子がいるのは、いったい何なんだ、という話だったりするのが気になって仕方がありません。
去年話題になった全国統一の学力テストで、生徒の学力が全国平均以下ならば、全部契約社員に降格し、新しく教員免許を取ってきた大卒の人間と同様、再試験で継続雇用にするか否か判断する、というくらい、自分の身分に危機感を持たせないと、どんどん先生の教授レベルの質が下がってくるんじゃないかと考えています。あの学力テストを反対していたのは、先生と呼ばれる人たちが、自分の教授レベルを客観的に判断されるのを恐れて公開拒否していたとしか思えませんし。
せめて同一県内でも学校別に成績を比較し、給料に差をつけるくらいのことをしたほうがよほどマシです。これならば公開する必要もないですしね。
公教育の在り方については、もっともっと議論を進めていきたいテーマの一つです。ぜひ活発に議論が進むことを楽しみにしています>アゴラ。
以前に塾講師として勤務していたときに、なぜ公教育の他に私塾が存在して、そしてそこに生徒が集まるのか、ということについて考えていた時期がありました。これは、当時勤務していた塾の生徒が通う中学校の教師が、PTAの場で「塾には通わせないでほしい。当該教科の新単元に入った時の驚きがなく、知的興奮が妨げられる。」という趣旨の営業妨害の発言があったそうで、それを親御さんから教えていただいたときに、自分のやっていることのレーゾンデートルを確認するために自己問答していた話を思い出しました。
まず、松本さん(僕と同じ名字ですね)がイタリアの友人との会話ということで次のように述べられます。
教育の改革は火急の問題|松本徹三
http://agora-web.jp/archives/915751.html
息子さんを「中高一貫教育をしてくれる良い中学校」に入れたかったのですが、うまくいっていません。それもその筈、「子供を塾などに通わせるのは間違っている」という考えから、塾に通わせるなどの受験の準備は、全くやっていなかったからです。とはじまります。僕としては、実はもう、この段階で意味不明なのですが、もうちょっと引用します。
今、このご夫婦は、「塾に行かせなかったのは本当に正しかったのか?」と、真剣に悩んでいるのです。ここまで読んで、松本さんが言いたいことがやっとわかりました。塾というところが「学校でやっているのと同じ教科を、ほぼ同じ目的で、並行して教えるシステム」だと誤解している(と僕は断定する)ところに気がつきます。
彼等と話しているうちに、私も、考えれば考える程、日本の「塾システム」の馬鹿々々しさに気分が滅入ってきました。このイタリア人の友人は、「負け惜しみで言うのではないけど、こういうシステムで教育された日本の若者の『国際社会での競争力』は、必ず落ちていくと思うよ」と言っていましたが、私もそう思います。
日本の塾システムは、学校でやっているのと同じ教科を、ほぼ同じ目的で、並行して教えるシステムです。欧米人には、これは全く理解できません。もし本当に それが必要なのなら、「現在の学校での教育は有効に出来ていない」ということなのですから、「それなら、学校での教え方そのものを変えなければならない」 と考えるのが当然だからです。
僕の反論よりも先に、アゴラで反論している方がいらっしゃるので、そちらを引用しておきましょう。
難関私立中学に楽して入りたいとは、呆れた話ですね|井上晃宏
http://agora-web.jp/archives/916510.html
松本徹三さんのご友人の「疑問」を要約すると、こういうことになります。松本さんの話で最初に引用した「中高一貫教育をしてくれる良い中学校」というのが「偏差値の高い難関中学」ということを指しているのか否かで、論点がずれてしまっていますよね。
「息子に中高一貫校に行かせたいが、そのためには、入学試験を突破しなくてはならない。しかし、入学試験の内容は、塾に通わなければ解けないような内容である。これはおかしい」
ご友人には、こう忠告すべきでしょう。
(省略)
2.サッカーで遊びながら、中高一貫校に行きたいなら、非常にイージーに入学できる私立中高一貫校はいくらでもある。なぜそこへ行かないのか?模試偏差値30で50%合格という学校なら、ほとんど誰でも入れる。
「良い」というのが曖昧な表現だからいけないのでしょうが、偏差値が高くなくとも「良い」中学校はあります。だから、単純に中学校のことを調べてないだけなんじゃないのか、と思うのです。(思い込みだけで文章を書くのだったら、イタリア人の友人だと尚更、何も調べてなくて、誰かの聞き売りで、あそこの中学校に入れたい、って言ってるだけじゃないのか、と思っちゃいますけど。)
もっと言ってしまえば、塾という存在を否定されていますが、そもそもの公教育が目指しているのは何なのか、ということに尽きるのではないでしょうか。
どちらかというと公教育は最低限これだけは知っておかなければならないという社会要請を保証するシステムであればいい、と考えています。それ以上に知的探求心を極めたかったり、社会に出る前に専門的な知識を得たい、ということに対して、大学などの高等教育が存在するわけですから、それは別個に語るべきことでしょう。
そういう前提で、塾というのは、最低限のレベルで教えていても、落ちこぼれてしまう生徒を拾い上げる目的の塾もあれば、そのレベルでは満足できない生徒に対して、さらに知識を与える目的の塾もあるのだと思うのです。もちろん、受験テクニックを中心に教える塾もあるでしょう。それは、その塾の目的が入学試験に合格することなのであって、その目的に合致した生徒が通うわけです。それはそれでニーズがマッチしており、口をはさむ必要はないと思うのですが、いかがでしょうか。
それとも塾に通わなければ解けない問題しか出さない私立中学がおかしい、という話でしょうか? 突き詰めて言えば、そういう私塾と私立中学のセットコースが嫌だというのならば、他の選択肢もあるはずなのですが、どうして、私立中学合格には塾が絶対必要だ、という話になってしまうのでしょうか?
公教育が担う「社会人としての最低限の知識」を学ばせる、子供のソーシャライゼーション(社会化)に、何かを加えなければ海外との競争に負けてしまうという話と、個々の生徒の状況に合わせ、ニーズが無ければ生徒が来ない塾は社会的に不要だというような話は、どうも食い違っているとしか思えず、反論したくなります。
公教育の問題点は多々あるかと思います。僕が受けてきたころは1クラス40人位で、その頃の先生は「本来25人位で教えられれば、きめ細かく教えて落ちこぼれを出さずに進められる」とおっしゃっていましたが、今では、1クラス20人に先生が2人もいるような状況でも落ちこぼれてしまう子がいるのは、いったい何なんだ、という話だったりするのが気になって仕方がありません。
去年話題になった全国統一の学力テストで、生徒の学力が全国平均以下ならば、全部契約社員に降格し、新しく教員免許を取ってきた大卒の人間と同様、再試験で継続雇用にするか否か判断する、というくらい、自分の身分に危機感を持たせないと、どんどん先生の教授レベルの質が下がってくるんじゃないかと考えています。あの学力テストを反対していたのは、先生と呼ばれる人たちが、自分の教授レベルを客観的に判断されるのを恐れて公開拒否していたとしか思えませんし。
せめて同一県内でも学校別に成績を比較し、給料に差をつけるくらいのことをしたほうがよほどマシです。これならば公開する必要もないですしね。
公教育の在り方については、もっともっと議論を進めていきたいテーマの一つです。ぜひ活発に議論が進むことを楽しみにしています>アゴラ。
dmatsu2005 at 06:20
2009年09月25日
ケヤキ並木通りを考える
前橋市の政策推進課の方から連絡があって、「前橋駅前通り活性化勉強会」に参加させていただけることになったので、昨日、行って参りました。しかしながら、ごめんなさい。話を色々と聞いている内に、自分の意見が混乱してきてしまって、何もお話しすることが出来ませんでした。
その反省の意味も含めて、「前橋駅前通り」が「活性化」するということがどういうことなのかを、少し整理してみようと思います。
勉強会で話し合われていたテーマは、いくつかの視点で分類できます。
詳しく書いていけば、まず1のハードウェア面ですが、
結構路面も壊れていますし、雨が降ると水たまりがしばらく無くなりませんし、「車が入ってくるからだ」という話もあったのですが、それは設計段階から十分に想定できることだと思うのです。それに耐えられない路面材を使うのが悪いわけでして。
2の中長期的なケヤキ並木のあり方という話は、具体的にはあまりされていなかったように思えます。ここのところが、私が一番気になることなのですが、そもそも「前橋駅前(ケヤキ並木)通りの活性化」というのは、どういう目的があるのでしょうか。
ただ、明確な指標が無いと「活性化」の施策が評価できないと思うのですが、どうでしょうかね。この辺で、実は私が混乱していたのです。
人通りという点で言えば、ケヤキウォークが前橋駅南口側に出来ましてから、土日に、駅からケヤキウォークまで歩いていく人の数はダントツに増えました。そういう意味でいえば、北口側に魅力ある施設がないから、誰も来ないのですよね。ちなみに、あれだけ、あそこに駅を作ってどうする気だ?と噂されていた前橋大島駅だって、ラウンドワンができたおかげで、利用者が増えているわけで。
だとすると、通行人の数を増やすには、並木通りの向こう側、つまり中心街に魅力ある施設ができればいいってことになってしまう。ケヤキ並木をどうするか、って話は必要なさそうな気がしてしまう。言うなれば、中心街にエンターテイメント型の施設を作ってくれそうな企業の誘致に力を入れた方がいいのではないか、という話です。
まぁ、ただ、こういうのは「鶏が先か卵が先か」って話になりますが、現状の前橋市でそういった集客施設を作ろうという企業がいる可能性が薄そうです。でも、法人住民税をものすごく優遇して企業誘致するのも、一つの手だとは思うので、鶏卵論争で終わらせない手法もあるにはありますが。
ただ、逆に何とか知恵を絞って、先に集客が増えて、その後、企業が進出してくるような場にしたい、というのが、この活性化の勉強会の目的なのだろうなと、ブログでここまで文章化してやっと分かりかけてきました。
3の実行可能性の高い(すぐできそうな)イベントあるいは事業の実行については、特に「まちなかランニング」についての評価が高かったようです。「ゆ〜ゆ」を起点に、「着替えて」「走って」「お風呂につかる」ということを「ゆ〜ゆ」がサービスすればいい、という話です。ジョギングが趣味の方にはいい企画だよね。
auのランニングコース紹介サービス(Run & Walk)に前橋ケヤキ並木を走るコースを掲載してもらえるように働きかけをしているそうで(すでに敷島公園側は掲載されている)、ITを活用した動きはもっと活発化してもいいと思うな。nike+iPhoneの企画もあるし、こちらはアピールがどんどんできるよね。
ただ、何にしろ、イベントの告知方法が弱すぎるという話は出ていました。先日のケヤキ並木フェスタについても、地元の人間が知らないといった状況で、告知方法をもっと考えた方がいいのは間違いないですね。根本的にはマーケティング的技術が弱いのが問題なのだろうと思います。「広報に載せた」・「回覧板を回した」・「新聞に載せてもらった」・「FM群馬で放送した」など、いろいろな方法論が出ていました。でも、伝わっていなかったのは事実です。
「このイベントを何で知りましたか?」
というような基本的なアンケートをもうちょっとしっかり取った方が良かったのではないでしょうかね?私はイベントがあることは事前に知りましたけれども、あの中のダンスだったり、バンド演奏だったり、BMXだったり、そういう大会に出場するという気持ちがあったとすれば、少なくとも1ヶ月以上前に知らないと厳しいのですが、それは全然分かりませんでしたしね。
ぜひ、次回では「各種施策の効果測定方法」について質問と提案をおこなっていきたいと思います。
その反省の意味も含めて、「前橋駅前通り」が「活性化」するということがどういうことなのかを、少し整理してみようと思います。
勉強会で話し合われていたテーマは、いくつかの視点で分類できます。
- ケヤキ並木通りの(特に歩道部分に関する)ハードウェアの問題点
- 中長期的な観点からケヤキ並木通りのあるべき姿とは何か
- (短期的に)実行可能性の高い(予算的な意味合いも含めて)イベントあるいは事業について
詳しく書いていけば、まず1のハードウェア面ですが、
- ハイヒールでまともに歩くことは出来ない。
- コロコロのついたスーツケースなど、うまく運ぶことが出来ない。
- 路面の舗装が壊れている、そもそもの舗装材が良くない。
結構路面も壊れていますし、雨が降ると水たまりがしばらく無くなりませんし、「車が入ってくるからだ」という話もあったのですが、それは設計段階から十分に想定できることだと思うのです。それに耐えられない路面材を使うのが悪いわけでして。
2の中長期的なケヤキ並木のあり方という話は、具体的にはあまりされていなかったように思えます。ここのところが、私が一番気になることなのですが、そもそも「前橋駅前(ケヤキ並木)通りの活性化」というのは、どういう目的があるのでしょうか。
- たくさんの人が歩いて(or利用して)くれればいいのでしょうか?
- それとも、この通りにお店が林立し、売上額が伸びればいいのでしょうか?
ただ、明確な指標が無いと「活性化」の施策が評価できないと思うのですが、どうでしょうかね。この辺で、実は私が混乱していたのです。
人通りという点で言えば、ケヤキウォークが前橋駅南口側に出来ましてから、土日に、駅からケヤキウォークまで歩いていく人の数はダントツに増えました。そういう意味でいえば、北口側に魅力ある施設がないから、誰も来ないのですよね。ちなみに、あれだけ、あそこに駅を作ってどうする気だ?と噂されていた前橋大島駅だって、ラウンドワンができたおかげで、利用者が増えているわけで。
だとすると、通行人の数を増やすには、並木通りの向こう側、つまり中心街に魅力ある施設ができればいいってことになってしまう。ケヤキ並木をどうするか、って話は必要なさそうな気がしてしまう。言うなれば、中心街にエンターテイメント型の施設を作ってくれそうな企業の誘致に力を入れた方がいいのではないか、という話です。
まぁ、ただ、こういうのは「鶏が先か卵が先か」って話になりますが、現状の前橋市でそういった集客施設を作ろうという企業がいる可能性が薄そうです。でも、法人住民税をものすごく優遇して企業誘致するのも、一つの手だとは思うので、鶏卵論争で終わらせない手法もあるにはありますが。
ただ、逆に何とか知恵を絞って、先に集客が増えて、その後、企業が進出してくるような場にしたい、というのが、この活性化の勉強会の目的なのだろうなと、ブログでここまで文章化してやっと分かりかけてきました。
3の実行可能性の高い(すぐできそうな)イベントあるいは事業の実行については、特に「まちなかランニング」についての評価が高かったようです。「ゆ〜ゆ」を起点に、「着替えて」「走って」「お風呂につかる」ということを「ゆ〜ゆ」がサービスすればいい、という話です。ジョギングが趣味の方にはいい企画だよね。
auのランニングコース紹介サービス(Run & Walk)に前橋ケヤキ並木を走るコースを掲載してもらえるように働きかけをしているそうで(すでに敷島公園側は掲載されている)、ITを活用した動きはもっと活発化してもいいと思うな。nike+iPhoneの企画もあるし、こちらはアピールがどんどんできるよね。
ただ、何にしろ、イベントの告知方法が弱すぎるという話は出ていました。先日のケヤキ並木フェスタについても、地元の人間が知らないといった状況で、告知方法をもっと考えた方がいいのは間違いないですね。根本的にはマーケティング的技術が弱いのが問題なのだろうと思います。「広報に載せた」・「回覧板を回した」・「新聞に載せてもらった」・「FM群馬で放送した」など、いろいろな方法論が出ていました。でも、伝わっていなかったのは事実です。
「このイベントを何で知りましたか?」
というような基本的なアンケートをもうちょっとしっかり取った方が良かったのではないでしょうかね?私はイベントがあることは事前に知りましたけれども、あの中のダンスだったり、バンド演奏だったり、BMXだったり、そういう大会に出場するという気持ちがあったとすれば、少なくとも1ヶ月以上前に知らないと厳しいのですが、それは全然分かりませんでしたしね。
ぜひ、次回では「各種施策の効果測定方法」について質問と提案をおこなっていきたいと思います。