テポドン2

2006年07月05日

北朝鮮のミサイル発射

朝起きたら、北朝鮮がミサイルを発射したというニュースをTV各局が報道中。ちょうど、安倍官房長官の最初の会見を見ることができました。

時間がないので、これから注目すべきポイントを箇条書きで。

  1. テポドン2の性能評価はどういったものになるのか。外貨獲得というより、軍事ビジネスとして、北朝鮮は台所事情が非常に苦しいわけで、テポドン2が予想通りの性能でなければ売れません。細かいところを言えば、発射後の初速とか、そういったデータが迎撃システムがどこまで対応できるかの指標になるはずで、これでテポドン2が売れるかどうかに関わってくるはずですね。
  2. 韓国政府の対応。政治的に北朝鮮に融和政策をとっていた韓国は世界的にどういう立場にあるのかを、再度問いただされるはず。日本より、よほど今後の対応が難しく、これまでの対応と矛盾するのではないか。国内世論がどちらに偏るかという問題もあるけれど、韓国内で民主的な報道が増えてきたこと、インターネットの普及により、マスコミ操作などが韓国政府の手に負えず、現政権に致命的なダメージを与えるような気がする。
  3. 日本は、ピョンヤン宣言の凍結をどのタイミングで宣言するのか。一気に戦争寸前状況まで追い込まれるけれど、ここで凍結できなければ、人気が落ちて、安倍総理誕生も無くなるし、間違いなく凍結を政治的に選択するでしょう。その後の北朝鮮の反応も想像できるけれど、なんであれ、北朝鮮はこれで6ヵ国協議のテーブルに着く準備が整った(北朝鮮はミサイルがあるぞ、というカードを持つ北朝鮮国内の大義名分、国外に対しては、ミサイル実験は国政に関することで、内政干渉だ、とかいうことで、まずテーブルに着こう、それから条件を引き出そう)というわけで、各国との交渉再開になります。その際の日本の外務省の事前擦り合わせが、どこまで強気になるのか、見ものです。
  4. アメリカの基本的スタンスも気になります。アフガン・イラク、そして北朝鮮への派兵は?資源的に魅力のない北朝鮮には、兵力を投入する気がないはず。それよりイランをねじ伏せたほうが石油利権が…。


dmatsu2005 at 07:07コメント(1)トラックバック(2) 
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