歴史

2007年09月14日

歴史の勉強

Yahoo! Newsを見ていたら、「小学校で全都道府県名と位置くらいは暗記を…中教審方針」が掲載されていました。

このニュースタイトルとは違うのだけど、このニュースの中で知らなかったことがある。「弥生時代から教えることになっている日本の歴史も、縄文時代から教えることにする」って書いてあるんだな。
円周率が3.14から「およそ3」になってみたりと、素直に納得できない不思議な基準で現行のカリキュラムが組まれているんだけれども、「縄文時代」教えてなかったんだ!と結構びっくりした。
理由は「学習内容が3割削減されたことに伴い、」だったそうなんだけども、理解不能ですね。

変な細かいところまでを教えようとするから、根幹になる部分が教えられなくなっちゃうんじゃないかな、と思うんだよね。大雑把なところを教えて、どういう形で政権が移行していくのか、っていう流れをつかませないといけないと思うんです。
縄文時代と弥生時代の違い、って重要だと思うんだけどなぁ。あんまり重要じゃないのかなぁ。縄文土器とか見て、縄文時代習っていない子はどう感じていたんだろうか。

歴史に興味がある子は勝手に深く勉強していくと思っているので、大雑把なストーリーを教えるべきだと思うんだよね。豪族の時代→貴族の時代→武士の時代→民主主義時代みたいな大きな流れ。

小学校の1年生から6年生まで6回も歴史を学べるんだから、だんだん深くしていく、とか、政権の流れの他に文化史をやるとかね、繰り返し繰り返し内容を深くしていくのが、一番わかりやすいと思うんだよね。
その先に、どういう結末が待っているのか、先を知りながら、どうしてこの人はこういう政治をしたのか、ということを考える力をつけるのが大切なんだと思う。

そうでないから、歴史は考えずに覚えるだけのテストになっちゃうんだ。本来は、歴史を学ぶのは、同じ失敗を二度と起こさないために、先人の経験を、今生きている人間が、正しい道に進むために使う、そういうためじゃないのか?

なんか、今一つ、歯がゆい感じ、というのが否めないニュースでした。


dmatsu2005 at 23:58コメント(0)トラックバック(0) 
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