livedoor

2006年07月03日

livedoorのトップページデザインが変わった

livedoorのトップページデザインが大きく変わりましたね。これまでのYahoo!そっくり路線からの変更なんでしょうか。これが、新体制の「見える」初仕事って気もするけれど、そのトップページにホリエモンの画像が出ているところが、またlivedoor=ホリエモンという構図からは脱出できていないんだなと感じるところしきり。

個人的にはlivedoorって無料アクセスプロバイダーとしてスタートした、というイメージからポータルサイトに移行したっていうイメージになったのがホリエモンのマスコミ露出が増えてから。

オン・ザ・エッヂ(livedoorの前身というか、ホリエモンが起業した会社)のデータホテルとか中心に営業していた頃は、自社での技術囲い込みを謳っていて、外注中心で仕事をしていた自分には、羨ましいと思っていた、いい会社でした。

ライブドア買収の辺りから、方向性が変わりましたね。「買収」って行為自体は全然否定しないし、「時間を買うこと」だと思ってるから、それはそれでいいのだけど、オン・ザ・エッヂが「自社技術囲い込み」っていう戦略だったから、時間はかかるけれど、自分たちで社員教育して自前で大きくなるっていう経営理念なんだろうな、と勝手に想像していたので、残念だなって気持ちになりました。

自社での技術拡大を望んでいたけれど、思うようにいかず、時間を買うほうに流れてしまったということなんだろうな、と。踏ん張らなければならない部分と、一気に時間を買う方法と、バランスが取れればいいのだろうけれど、IT業界は未成熟で、買収されるほうの対抗策ではないのだけれど、結果的に1年以内に技術者がどんどん辞めてしまう、といったクラウンジュエルのような状況に陥りやすく、さらに日本だと、技術が会社に残らず個人に付いていってしまうという感覚があります。

これは、M&Aということが一般的に起こりうる状況だというアメリカ企業が、開発などのドキュメントをしっかりと作っていくプロジェクトマネジメントを推進していることに対して、チームワーキングや個人プレーでのプロジェクト推進が多い日本企業だと、辞める担当者が引継書は残しても、技術レベルは残らないということになるんでしょうね。引継書の質にも依るんだろうけれど、逆にドキュメントをいちいち作っていると、仕事がはかどらない、っていう日本的仕事のすすめ方ってのもあって、職人気質のIT技術者が多ければ多いほど、M&Aという手法がIT業界では、実は向いていないという、本当のこと、を経営者レベルで理解できていなかったのかもしれません。



dmatsu2005 at 17:39コメント(0)トラックバック(0) 
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痩せないと死ぬよっていう宣告を受けてしまったので、ダイエットに目覚めたプログラマー(約95kg)

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